根抵当権の分割譲渡

根抵当権の分割譲渡

◆「元本確定前」にのみできる→分割譲渡
◆分割譲渡の場合には、別個独立の新しい「根抵当権」ができる。

 

1.株式会社A銀行が設定者:田中太郎より極度額金6000万円の
  根抵当権の設定を受けている。
2.付記1に株式会社C銀行の転抵当の登記が入っている。
3.A銀行からB銀行へ、極度額金2000万円分の根抵当権の分割譲渡
  がされた。

                       

 

4.「分割譲渡」によって、別個独立の新しい「根抵当権」ができる。
 ⇒2つの「根抵当権」は『同順位』

5.利害関係人

a.設定者承諾が必要(効力要件

 根抵当権者の変更を望まない設定者の利益を保護するため

b.転抵当権者承諾が必要(効力要件

 「転抵当権」は分割された「根抵当権」については消滅するので

申請書

甲区 乙区
所有権保存
 田中太郎

 

 

 

付1

根抵当権設定
令和○○年○月○日受付第◯◯号
原因 令和○○年○月○日設定

 極度額 金6000万円
 債権の範囲 銀行取引 手形債権
       小切手債権
 債務者 田中太郎
 根抵当権者 株式会社A銀行
    転抵当
 株式会社C銀行

根抵当権の分割譲渡

登記の目的 根抵当権の分割譲渡
原因日付 令和○○年○月○日分割譲渡
登記事項

根抵当権の表示

  令和○○年○月○日受付第◯◯号

  原因 令和○○年○月○日設定

  極度額 金2000万円(分割後の原根抵当権極度額
      金4000万円)

  債権の範囲 銀行取引 手形債権 小切手債権

  債務者 (住 所)田中太郎

申請人の氏名
又は名称
権利者 株式会社B銀行(会社法人等番号 ◯◯◯◯)
義務者 株式会社A銀行(会社法人等番号 ◯◯◯◯)
添付情報

登記原因証明情報

株式会社A銀行の乙区1番の登記識別情報

設定者 田中太郎の承諾書   (←効力要件
転抵当権者 株式会社C銀行の承諾書 (←効力要件

会社法人等番号

代理権限証明情報(各委任状)

課税価格 金2000万円 (←分割した根抵当権の極度額
登録免許税 金4万円  (←2/1000

登記の実行

1.主登記
2.その「順位番号」は、「譲渡前の根抵当権の順位番号」で
  実行される
3.「登記官の職権」で「原根抵当権の登記」に「極度額減額」の付記登記が実行される

乙区
1(あ) 根抵当権設定
令和○○年○月○日受付第◯◯号
原因 令和○○年○月○日設定

 極度額 金6000万円
 債権の範囲 銀行取引 手形債権
       小切手債権
 債務者 田中太郎

 根抵当権者 株式会社A銀行
付記1 転抵当
 株式会社C銀行
付記2 1番(あ)根抵当権変更
 極度額 金4000万円
 分割譲渡により令和○○年○月○日登記
1(い) 1番根抵当権分割譲渡
 極度額 金2000万円
 根抵当権者 株式会社B銀行

ブルーの文字は、「登記官の職権」で