仮登記された権利の移転

「所有権」に関する仮登記の移転

1号仮登記の移転の申請順序

1号仮登記の確定的移転

①まずは、「2番仮登記の本登記」をいれる➡権利者B/義務者A
②次に、「3番仮登記の本登記」をいれる➡権利者C/義務者B
※基本的に、1号仮登記は「物権変動」自体は既に起こっているので、上から順番に登記していく。

所有権移転 A

 

 1号仮 
所有権移転仮登記  B

①まずは、「2番仮登記の本登記」をいれる
     権利者B/義務者A

 

 1号仮 1号仮 
2番仮登記所有権移転の仮登記  C
②次に、「3番仮登記の本登記」をいれる
     権利者C/義務者B

1号仮登記の仮定的移転

1号仮登記の確定的移転と同様。上から順番に登記していく。

2号仮登記の移転の申請順序

2号仮登記の確定的移転

①「2番仮登記の本登記」をいれる➡権利者C/義務者A
※「2番付記」で、BからCへの確定的な移転がされているので、Bは出てこない。

所有権移転  A

 

 

付記

 2号仮 
所有権移転請求権仮登記  B
①「2番仮登記の本登記」をいれる
    権利者C/義務者A
 2号仮 『確定な移転』
2番所有権移転請求権の移転  C

2号仮登記の仮定的移転

①まずは、「2番付記1号の仮登記の本登記」をいれる➡権利者C/義務者B
※「予約の予約」を「単なる予約」としてしまう
②次に、「2番仮登記の本登記」をいれる➡権利者C/義務者A
➡つまり、最終的にCが権利者となる。
※仮に「2番仮登記の本登記」を先にいれてしまい、「権利者B/義務者A」となると、Cは利害関係人となる。

所有権移転  A

 

付記

 

 2号仮 
所有権移転請求権仮登記  B
②次に、「2番仮登記の本登記」をいれる
    権利者C/義務者A
 2号仮  2号仮 
2番所有権移転請求権の
移転請求権仮登記     C
①まずは、「2番付記1号の仮登記の本登記」をいれる
      権利者C/義務者B

本登記の際、仮登記の後に所有権移転されてる場合

所有権移転  A

 

所有権移転請求権仮登記  B
 
所有権移転  C

ex:原因 売買で特定承継された場合

・権利者B/義務者Aとして「2番仮登記」の本登記
・Cは、利害関係を有する第三者

ex:原因 相続で一般承継された場合

・権利者B/義務者Cとして「2番仮登記」の本登記
※Aは亡くなってもういないので、相続人Cが代わって義務者となる。

「所有権仮登記の本登記」の利害関係人

仮登記より後の差押登記

①所有権保存 A
②抵当権設定 C
③所有権移転仮登記  B
④差押え  1番抵当権者 C

➡差押権者Cの承諾を証する情報が必要。

所有権保存  
  A
抵当権設定   
  C

 

 1号仮     
所有権移転仮登記  B
   
 
差押え    
  C

仮登記前の「所有権以外の権利」の仮登記後の移転

①所有権保存 A
②抵当権設定 C
③所有権移転仮登記  B
④1番抵当権移転  D

➡抵当権移転の権利者Dは、利害関係人ではない。
 ※抵当権の移転は、「付記」で入るから。

所有権保存  
  A

 

付記

抵当権設定   
  C

 

 1号仮     
所有権移転仮登記  B
1番抵当権移転  
  D
     

「所有権以外の権利」の仮登記

「抵当権の仮登記」の後の所有権移転

①所有権保存 A
②抵当権設定仮登記 B
③所有権移転 C

所有権保存   
  A

 

抵当権設定仮登記  
   B
所有権移転   
  C
 

《誰を義務者とするか?》
 「抵当権設定仮登記の本登記」を入れる場合に、
  権利者はB
  義務者は、AorC どちらでもOK!

➡なお、義務者Aの場合でも「Cの承諾書」は不要!

 
 

Cさんは利害関係人ではないニャ
だって、Cさんが所有権の登記した時点では、
既に抵当権設定仮登記は入ってるニャ。

ニャので、抵当権設定仮登記の本登記が入っても、
Cさんの所有権は抹消されず、ただ、抵当権付きの所有権
になるだけニャ